日本人の生産性と一人あたりのGDPが先進国最低の本当の理由。

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これ読んで思ったこと。  

日本は「GDP世界第3位」の経済大国である
 → 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国である
 → 1人あたり輸出額は世界第44位
日本は「製造業生産額世界第2位」のものづくり大国である
 → 1人あたり製造業生産額はG7平均以下
日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国である
 → 1人あたり研究開発費は世界第10位

  本文中より引用。

 

 日本は生産性が先進国中最低。総額のGDPは高いが、一人あたりのGDPが低い。だからGDP3位の大国にもかかわらず生活は苦しい。最近よくこういう話を聞く。今回の記事もそういう内容だった。日本はもっと頑張れると応援付きの良記事だと思うけど、内容としては、一人あたりのGDPが低い。そういう内容だ。

 

 生産性が低い理由を、過去も今も、頭のいい人、知見のある人皆が深く考えてきた。理由を考え、理由をいろいろ見つけ、対策として、やれ、女性の社会進出だ、そのために保育園だ、無駄な会議を削減だ、テレワークだ、残業をダラダラするな。色々言う。そもそも日本は民族として劣っているのだ。と言う意見すら見る。

 劣っているというのは別にしても、無駄な会議は無駄だし、テレワークも効率的だろう。すべて言っていることは間違っていはいない。施策すべきだと思う。

 

 ただ、根本的に巨大で一番の原因を見落としている。

 もしくは見ないふりしてるのではないかと思う。

 

 その巨大な存在自体も生産性が低い原因。

 その巨大な原因を原因として認識していないで、既に限界まで現役世代に押し付けて、乾いた雑巾を絞り続け、改善しないしないと嘆いてる。

 

 ここまで書くと気が付いた人もいるだろうが、一番の原因は老人なのだ。

 今や総人口の3割が老人。3割の人間が生産していないのだ。日本の失業率は3%強だが、仮に老人も失業者としたらどうなるだろう。失業率33%というと、どのくらいひどいのだろう?

 2015年の失業率世界ランキング一位はボスニア・ヘルツェゴビナ27%。日本の余裕勝ちである。失業率が酷いと世界的に話題になったギリシャ25%。もちろんこの2国にも老人は居るし、単純比較に何の意味もない。意味はないが、総人口に対する生産性が、どれほど失われているかのイメージはつくと思う。

 

 仮に老人がすべて居なくなったとすると、一人あたりのGDPは27位から6位に躍り出る。それでも6位か。大した事ないじゃないかと思うかもしれないが、上に居るのは1位のルクセンブルク、2位のスイス、3位のノルウェー、4位のマカオ、5位のカタールと並ぶ。少ない国民でタックスヘイブンや、プライベートバンキングとして多額のお金を集める、金融マジックを実現した国。カジノとマネーロンダリングで少数が富む国。産油国しかありません。普通の産業国として比較すると、7位のアメリカや9位のデンマークなどが比較対象でしょうか。仮に老人がゼロだとしたら、アメリカよりも上なのです。


 この場合の一人あたりのGDPは630万円相当。もちろんそのままイコールではないが、年収630万円。この数字どこかで見たことないだろうか?そう。高齢化が始まる前の失われた20年の前の平均年収だ。

 

 単純にこの20年で老人の割合が増え、単純に20年で平均が下がった。

 難しいことはない。日本病の正体は単なる老化なのだ。

 

 

 

 

 従って、もし本気で解決するならば、下の方法しかない。

 

①.年老いたことを認め、元気に走り回る子供(新興国)を羨ましいと思いつ、いつか抜かれることを、感慨深く考えながら、体の節々の痛み(インフラの老朽化)に耐えひっそりと暮らす。

 

②.老人を皆殺しにして、平均年齢を若返らせる。

 

③.老人を支えるので、精一杯の現役世代に対し、産めや増やせや。産まない奴は非国民だ。と、更なる負担を押し付け、今の現役世代を不遇の世代と歴史の教科書に残す。

 

④.大和魂は無限の活力の源であるからして、不屈の精神と裂帛の気合いにより、月月火水木金金の精神にて、米英の2倍休みなく働くことで、軟弱な米兵諸外国を打ち負かし、一人あたりのGDPを激増させる。

 

 

 

 どう考えてもおかしいと思いながら、日本人④大好きだよね。

 ④で頑張りつつ、馬鹿は猛進し、いや、無理くさくね?と考える人は、①を受け入れつつあるのが、日本の現状だと思う。

 根本的な解決としては、②をしたあと③をしなければならない。とは誰もが思いながらそんな事はできない。だから④と①しか選べないと誰もが思っている。皆殺しなんて口にもできない。もちろんそれは自分もそうだ。

 

 だから既に④からの①になってるし、今後もそういう流れで、どんどん老いていくのだろう。

 

 そうなるとわかりつつ、なるべくソフトに②を行う方法で考えてるのを一つ書きたい。日ごろから皆殺し案考えてるなんてサイコパスかよ・・・・とか思わないでほしい。あくまで自然に近づける方法だ。

 

医療費の自己負担率を年齢%にする。

 

これだけ。

 

大事な子宝の0歳は無料だ。

働き盛りの30歳は3割負担で今と変わらない。

100歳の医療費の補助はない。

 

これで大分、国の財政は助かり、平均年齢下がるんじゃないですかね。

いきなり費用が変わる、後期高齢者枠とか作ると反発大きいから、みんな公平に1%づつ。

絶対実現しないとは思うけど。