日本人の生産性と一人あたりのGDPが先進国最低の本当の理由。

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これ読んで思ったこと。  

日本は「GDP世界第3位」の経済大国である
 → 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国である
 → 1人あたり輸出額は世界第44位
日本は「製造業生産額世界第2位」のものづくり大国である
 → 1人あたり製造業生産額はG7平均以下
日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国である
 → 1人あたり研究開発費は世界第10位

  本文中より引用。

 

 日本は生産性が先進国中最低。総額のGDPは高いが、一人あたりのGDPが低い。だからGDP3位の大国にもかかわらず生活は苦しい。最近よくこういう話を聞く。今回の記事もそういう内容だった。日本はもっと頑張れると応援付きの良記事だと思うけど、内容としては、一人あたりのGDPが低い。そういう内容だ。

 

 生産性が低い理由を、過去も今も、頭のいい人、知見のある人皆が深く考えてきた。理由を考え、理由をいろいろ見つけ、対策として、やれ、女性の社会進出だ、そのために保育園だ、無駄な会議を削減だ、テレワークだ、残業をダラダラするな。色々言う。そもそも日本は民族として劣っているのだ。と言う意見すら見る。

 劣っているというのは別にしても、無駄な会議は無駄だし、テレワークも効率的だろう。すべて言っていることは間違っていはいない。施策すべきだと思う。

 

 ただ、根本的に巨大で一番の原因を見落としている。

 もしくは見ないふりしてるのではないかと思う。

 

 その巨大な存在自体も生産性が低い原因。

 その巨大な原因を原因として認識していないで、既に限界まで現役世代に押し付けて、乾いた雑巾を絞り続け、改善しないしないと嘆いてる。

 

 ここまで書くと気が付いた人もいるだろうが、一番の原因は老人なのだ。

 今や総人口の3割が老人。3割の人間が生産していないのだ。日本の失業率は3%強だが、仮に老人も失業者としたらどうなるだろう。失業率33%というと、どのくらいひどいのだろう?

 2015年の失業率世界ランキング一位はボスニア・ヘルツェゴビナ27%。日本の余裕勝ちである。失業率が酷いと世界的に話題になったギリシャ25%。もちろんこの2国にも老人は居るし、単純比較に何の意味もない。意味はないが、総人口に対する生産性が、どれほど失われているかのイメージはつくと思う。

 

 仮に老人がすべて居なくなったとすると、一人あたりのGDPは27位から6位に躍り出る。それでも6位か。大した事ないじゃないかと思うかもしれないが、上に居るのは1位のルクセンブルク、2位のスイス、3位のノルウェー、4位のマカオ、5位のカタールと並ぶ。少ない国民でタックスヘイブンや、プライベートバンキングとして多額のお金を集める、金融マジックを実現した国。カジノとマネーロンダリングで少数が富む国。産油国しかありません。普通の産業国として比較すると、7位のアメリカや9位のデンマークなどが比較対象でしょうか。仮に老人がゼロだとしたら、アメリカよりも上なのです。


 この場合の一人あたりのGDPは630万円相当。もちろんそのままイコールではないが、年収630万円。この数字どこかで見たことないだろうか?そう。高齢化が始まる前の失われた20年の前の平均年収だ。

 

 単純にこの20年で老人の割合が増え、単純に20年で平均が下がった。

 難しいことはない。日本病の正体は単なる老化なのだ。

 

 

 

 

 従って、もし本気で解決するならば、下の方法しかない。

 

①.年老いたことを認め、元気に走り回る子供(新興国)を羨ましいと思いつ、いつか抜かれることを、感慨深く考えながら、体の節々の痛み(インフラの老朽化)に耐えひっそりと暮らす。

 

②.老人を皆殺しにして、平均年齢を若返らせる。

 

③.老人を支えるので、精一杯の現役世代に対し、産めや増やせや。産まない奴は非国民だ。と、更なる負担を押し付け、今の現役世代を不遇の世代と歴史の教科書に残す。

 

④.大和魂は無限の活力の源であるからして、不屈の精神と裂帛の気合いにより、月月火水木金金の精神にて、米英の2倍休みなく働くことで、軟弱な米兵諸外国を打ち負かし、一人あたりのGDPを激増させる。

 

 

 

 どう考えてもおかしいと思いながら、日本人④大好きだよね。

 ④で頑張りつつ、馬鹿は猛進し、いや、無理くさくね?と考える人は、①を受け入れつつあるのが、日本の現状だと思う。

 根本的な解決としては、②をしたあと③をしなければならない。とは誰もが思いながらそんな事はできない。だから④と①しか選べないと誰もが思っている。皆殺しなんて口にもできない。もちろんそれは自分もそうだ。

 

 だから既に④からの①になってるし、今後もそういう流れで、どんどん老いていくのだろう。

 

 そうなるとわかりつつ、なるべくソフトに②を行う方法で考えてるのを一つ書きたい。日ごろから皆殺し案考えてるなんてサイコパスかよ・・・・とか思わないでほしい。あくまで自然に近づける方法だ。

 

医療費の自己負担率を年齢%にする。

 

これだけ。

 

大事な子宝の0歳は無料だ。

働き盛りの30歳は3割負担で今と変わらない。

100歳の医療費の補助はない。

 

これで大分、国の財政は助かり、平均年齢下がるんじゃないですかね。

いきなり費用が変わる、後期高齢者枠とか作ると反発大きいから、みんな公平に1%づつ。

絶対実現しないとは思うけど。

クソ嫁は一掃すべき。「妻に家事を手伝うように要求されているのですが、これは差別ではありませんか?」は差別。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

ド炎上中のこれ。

なぜか奥さん擁護の記事が多いのは、炎上狙いなのかな?

 

うち共働きで当たり前ながら両方が家事してるから、事情違うけど夫に賛成やで。

 

専業主婦で夫に家事を要求するクソ嫁は、以下の意味で一掃すべき。

というのも、専業主婦で休日や旦那の帰る夜間まで、家事を持ち越すダメ嫁は前回のエントリの残業を無限に増やすダメな子と同じ要素があるからだ。

この手の輩は、手伝っても無限に要求を増やす。

 

・自分がこなさないといけない家事の種類(業務範囲)を理解していない。

・自分がする必要のない家事のクオリティ(業務範囲)を理解していない。

・週末に休みたいのなら平日に仕事を終わらすという発想がない。

 

ね。残業多いやつとダメな主婦全く同じ。

挙句、周りの残業増やす(旦那に家事を頼む)あたりも全く同じ。

 

・自分がこなすべき業務範囲を理解していない。

 ⇒下の項目と繋がるのだが、何をすべきか理解してない。

  だから無限に家事に時間と労力を取られるし、

  優先順位がつけられないから時間外に作業がはみ出す。

 

  こなすべき必須の項目がわかっていれば

  時間内に終わる範囲と終わらない範囲は必ず明確にできる。

 

  はみ出すから本来夫婦共々リラックスすべき時間に家事を行う必要が出て

  「手伝って!!!」「なんで手伝ってくれないの!」とか

  「なんで仕事で疲れて帰ってきて家事しなきゃならないんだよ!!」となる。

 

  これ、会社でいえば仕事の順序立て出来てないクソ野郎が

  18時ころさーてかえろ~♪と言ってる人に

  「なんで手伝ってくれないんですか!チームプレイじゃないですか!」

  と言ってるのと変わらないよね。

 

  怒っても致し方ない。

  俺ならそんなの絶対手伝わない

  

  残業も同じだけど、ちゃんと順序立てたタスクを一生懸命こなしていて

  定時後まで人に頼む項目すら分別できないってこと絶対ないよね。

  夕方ころにはできることできないこと大抵判断つくし

  頼む時間も十分あるはず。相手もその時間は仕事モードだから怒らない。

 

  もし18時以降に仕事頼むこと続いたら、

  完全に無能なおバカちゃんとして認定するか、

  昼間サボってたとしか思わざるを得ない。

 

  専業主婦にサボってたんだろうとつい言ってしまう旦那の

  不満に思っているところはここなんだよね。段取りややってることが伝わらず

  突然タスクぶん投げられたら、そりゃ昼間何やってたの?って思うよね。

 

  仕事も家事も同じだけど、14時くらいに

  「すみません。これ今日中のタスクなんですけど

  別の○○があって終わりそうになくて、お願いできませんか?」

  こうお願いされて怒る人いないよね。

  残業嫌いの人でも頑張って手伝うよね。会社として今日中だもん。

  ほんとに今日中にマストなの?くらいは聞くかもしれないけど。

 

  主婦も、特に忙しいと思われる

  1~2歳児抱えたお母さんも全く変わらない。

  「ごめん、子供が午前中吐いちゃって何もできてないしできない。

  帰りに○○円くらいでお惣菜幾つか買ってきてくれない?」

  メールやLINEで送るだけ。仕事で残業頼むのと何も変わらない。

  これを14時くらいに言われて怒る人は居ないでしょ。

  本当に大変なんだとありありと伝わってくる。

  

  何の連絡もなく、帰ったら家がぐっちゃぐちゃ。

  で、掃除しろって言われたらそりゃ怒るよね。

 

 

 

・自分がする必要のない業務範囲を理解していない。

 ⇒上の項目と被るけど、仕事できない奴とクソ嫁に共通しているところは、

  「仕事を無限に増やすこと」で「仕事のめどの収拾がつかなくなる」ことだ。

  

  やるべきこと、やらなくてもよいこと

  自分にできること、自分にできないこと

 

  これをしっかり区別して、自分にできてやるべきことを、

  集中的にこなしている人の生産性は本当に高いと思う。

  逆に生産性カスで残業しまくりだの、夜や休日に家事残しまくりの主婦は

  自分が苦手な上にやらなくて良いことに、異常に時間を使う。

 

  子育て炊事洗濯掃除すべて完璧なパーフェクトヒューマンなんていねーよ。

  あ、たまにいるか。

 

  そういう偶にいる完璧超人のブログだのクックパッドだの見て

  ダメな子は感化されて3時間かけてキャラ弁作り出す。

  で、家事手伝えと。アホか。

 

  そんな酷い例じゃなくても嫌いな家事ってあるじゃない。

 

  たとえば俺だと

 

  皿洗い大嫌い。

  だから食洗機を速攻で買ったよね。

 

  洗濯物畳むの嫌い。

  なので、畳むの嫌いじゃない人(奥さん)に頑張ってもらってる。

  畳み機開発完了したら絶対ほしいよね。

 

  掃除は好き。やる。

  嫌いならルンバ買えばいいよね。

  こまめに掃除機かけてるから要らないかなーと思ってるけど

  実際ルンバとブラーバ(床拭き)併用してる家行くと

  自分で掃除機かけるよりよっぽど綺麗だから

  (流石に自分では毎日雑巾がけまではしないしね)

  掃除嫌いなら絶対買うべきだと思う。

 

  料理は好き。やる。

  嫌いなら素使いまくればいいよね。

  丸味屋とクックドゥ全制覇まで一か月以上かかるし。

  豆板醤と甜麺醤キロ単位で冷蔵庫に入ってて、

  Amazon定期購入で自動で中華調味料が送られてくるような我が家だけど

  丸美屋の麻婆豆腐はすげーと思うぞ。

  100円で肉入り?しかも2回分入り?なんだあれ。

  チルド品使いまくったっていい。

  料理が下手な人の肉汁全抜け黒焦げハンバーグ出てくるより

  セブンの「金のハンバーグ」でてきたほうがむしろうれしいと思う。

  あれうまい。すごい。ちょっと高い。悲しい。

 

  仕事できない人って、これ全部頑張って自分でやろうとするんだよね。

  そしてお決まりのオーバーフローと「手伝って!!

  無理なら、初めから無理な範囲は無理と判断してやらない方法を考えましょうよ。

 

  新婚数か月の若い奥さんや、新卒出たての新人が頑張った挙句に

  パンクして悲しむなら可愛いもんだけど

  結婚も社会人も数年目のベテランがパンクして

  「手伝って!!」はムカつく以上の何も生まない。

 

  オーバーフローしてヘルプを依頼する前に

  できることできないこと冷静に考えて

  できないことはアウトソースやクオリティを落とすことを相談すべきだ。

 

  仕事でもキャラ弁並みに無駄クオリティな

  超絶Excelとかパワポ作るバカ居るよね。

  同じです。

 

 

 

週末に休みたいのなら平日に仕事を終わらすという発想がない。

 ⇒「手伝って!!!」「なんで手伝ってくれないの!」とかいう前に

  週末仕事を振るほど週末休みたいのに、なぜ平日終わらせないのか。

  終わらないなら、手伝いを依頼する前に

  なぜ終わらないのかを考えたことはあるのだろうか。

  本当に仕事量は適切だったのだろうか。

  オーバークオリティじゃなかったのだろうか。

  量も品質も適切で平日に時間があるなら

  平日に前倒しでできることはなかったのだろうか。

 

  これ考えたら別に「手伝って!!」なんて主張しなくても

  ゆっくり休めると思うんだけど。

 

  残業めちゃくちゃ多い奴も同じだよね。

  奴らは定時内に仕事を終わらすという発想がない。

  

  「手伝って!!」と言われる世の中の旦那さん

  上の事言っていいとおもうんだよね。

 

  たーだーし!

  幼児がいる場合と共働きの場合は

  口が裂けても言うな。

 

  最悪離婚するぞ。

 

  日本の場合はその時点で女性は

  オーバークオリティのオーバーワークなのだから。

 

  男も黙って死すべきである。

 

  死にたくないのなら

  便利な家と家電を買えるように勤労に励むか

  外注できるよう勤労に励むか

  どちらかの両親に土下座してお手伝いを願い出るくらいしか選択肢はない。

 

まとめ。

共働きの子育て中で家事こなすは女性は神で予言者なので、無条件であがめましょう。無条件で言葉に従いましょう。アッラーアクバル。ラーイラーハイッラッラームオッムラスールッラー。

 

子なし専業主婦で夜中や休日に仕事を頼む奴は、残業増やしまくるクソ野郎と同等の無能なので諭しましょう。

 

おわり。 

残業を一瞬で減らす方法。

部下の残業代の原資は上司のボーナスから出せばいい。

 

これホント思うのですよ。

 

これで確実に無駄な残業撲滅できる。

※残業代ゼロの違法ドブラック企業は除く。

 

僕は残業大嫌いです。

こんな時間(18時過ぎ)に記事を書き殴るくらいには。

まぁ、そもそも働くの嫌いだから、そりゃ残業も嫌いだわ笑

 

世の中の他の人に聞いてみても、大抵皆口では「残業は嫌い」と言う。

だけど、そう言う割に帰らないんですよ皆。

繁忙期だけじゃないですよ?毎日毎日毎日22時とかまで必ず居るのあいつ等。僕が定時に帰ると、他の人の1.1倍~1.2倍くらい(同じ給料で倍仕事する気はゼロだけど、人より多いから文句も絶対言われない仕事量)してる僕に対して暇なの?と言う目で見てくる。あんたよりアウトプット多いっての。

 

ここまでは、日本中どの会社でも見られる光景。日本中どこでも見られる愚痴。

 

この理由は二つ。

①.残業代が欲しい。忙しいフリをしたい。

②.仕事量が絶望的に多い

このどちらかしかない。

他に元々の労働時間が既に8時間以上前提の飲食やドラックストア型のブラック労働形態が存在するが、それは完全に違法なので論外で。

 

①だけのシンプルな理由でも、給料が増えるインセンティブはメチャクチャ強力で厄介だ。単純な残業代も増えるし、人事評価も日本の場合は会社に残ってれば良くなる。2重の意味で残るほど給料が増える。

 

いそがしー、いそがしー、おわんねー、おわんねーぼやいて22時まで会社に座ってりゃ給料倍になるんだからそりゃ残るよ。


だから残業は減らない。

 

①のシンプル欲求に加えて問題なのは①を達成したいがために②を悪化させる行為。

オーバークオリティや、他の人の業務の無駄な巻取り。

「忙しい俺」を演出するために、仕事を増やす。

 

誰が見るの??何時間掛かったのこれ??しかも日々更新??と突っ込みどころ満載な、Excelの緻密な工程管理表。ブログの記事並みの長大なメール。超キレイなパワポ。意識共有と言う名のやたら人数集めた眠くなる会議。

よくあるよねー。

これの最悪な所は、周りを巻き添えにするんですよ。結果①をやりたい人のせいで、周りの人が②になる。残業の多い日本の会社の場合ほぼこれ。

 

ここまでは殆どの人が解ってる。理解してる。居酒屋で愚痴ってる。

ビジネスサイトとかビジネス書でも、生産性向上のためにこういうのをやめましょうと書いてある。

 

でも、出来ないんですよ。

 

だって、上司はそっちのがうれしいもの。

細かい管理しなくても出来上がってる緻密な管理表嬉しいよね。口頭でヒアリングしなくても纏まってる長大なメールがあったら楽だよね。キレイなパワポ見やすいよね。会議も一人一人と話さなくていいから(上司は)楽だよね。

だから、そういう仕事増やした人は効率が下がっても評価は上がる。上司は嬉しいから評価あげたくなる。そりゃそうだ。

そういう組織形態になっているし、そういう評価形態だから罪はない。

 

罪はないけど、効率悪化させた代償は誰が払う?

 

経営者?

いいえ。社員全員です。

 

確かに残業代は支払われることで、その年は経営者が代償を払い、①を希望した労働者が得をします。でも、ニュース見てれば分るじゃないですか。人件費が増大して、利益率が下がったり赤字になった会社が次の年にする行為。そう「リストラ」です。一部はクビにもなるし、クビにならない人にも、会社がリストラしてる厳しい状況だからボーナスや昇給我慢しろよ?と言うニラミも利かせられる会社にとって二重にオイシイ行為です。

 

①を望んでない僕のような残業が大っ嫌いな人にも
②を招き
最終的に給料減まで招く、残業好きの人たちの身勝手な行為。

これの責任の所在が解ってないのが最大の問題だったりするのですよ。

だから残業も増えるし生活は楽にならない。(トリクルダウン起きないとか、老人の負担が大きいとかいろいろあるけどさ)

 

だから、一番上の「部下の残業代の原資は上司のボーナスから出せばいい。」です。

 

部下の残業代払う前提にボーナス増やしておいて、その中で全て賄ってもらう。

 

残業っていうか、無駄な仕事が発生したことに対しての責任の所在が明確になるし、上司が残業時間削減することに躍起になる。

よくある残業原因の他部署からの業務依頼なんかも上司が断ってカットすればいい。その上司が弱くて交渉に負けてもいいさ。その上司のボーナスが消えてなくなるだけなのだから。

逆に部下を上手にマネジメントして、残業代を大幅にカットすれば、部下全員分の残業代がボーナスで入るわけだから、信じられないほどの年収アップになる。今時目指す人が減ってしまった中間管理職も皆死ぬ気で目指すようになるんじゃないかな。

もちろん、独り占めしたら人間関係に影響があるので、そのお金で部下連れて豪遊するとかと言った文化は出来そうだけど。

 

青色吐息の飲食業界も復活する。経済も回る。いいことや。

 

ボーナスは文字通り一時的なボーナスとして、翌年は過剰分カット。カットした分で全員分のベアを行う。もちろん人事評価を元にして昇給額は人によって変える。

毎年その繰り返し。

そうすればそのうち基本給が今までの残業代込みの給与で、残業ゼロの状態に限りなく近づく。

 

何の対策もせずに帰宅させて、持ち帰り残業増やすアホな子も増えるだろうけど、シンクライアントの導入などで、家であろうとキッチリ業務時間を把握する方法はいくらでもある。シンクライアント外に業務のデータをメール一通であっても外部に保存すれば、セキュリティインシデントで処分するみたいな厳格なセキュリティポリシを定めておけば勤務時間のログを残さずに残業することはできない。

 

 

わかりやすいと思うんだけどなーこれ。

効率悪い無駄な残業が上司から超嫌われるし。

 

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トランプ後のアメリカはローマの終焉をなぞるのか。

過去に僕はトランプ大統領の勝利を予測した。

https://plus.google.com/106984116692194742230/posts/UU4fxjhRdGT

その予測が現実となった。

 

で、僕は今ローマ帝国の終焉を割と必死こいて調べてる。

ローマ帝国を必死で勉強して作り上げた、アメリカ帝国の成り立ちと終焉は、極めてよく似るのだろう。リンクしすぎてすごく読んでて楽しい。

 

ローマ帝国の終焉の原因だの、その時の世界情勢だのを詳しく書くと本一冊になるレベルだし、論文発表もできるレベルだから、こんな場末で書けるもんではない。

ていうかそんな高度なもん、そもそも俺かけない。

 

ので、そっちはどうでもよく

書きたいのは流れ。

どやってローマ滅んだか流れを調べれば、今後のアメリカどうなるか予想できるかなー?って。

 

さて、本題。

ローマの傾きが始まった原因は何時からか知らないし、いろんな論があるだろう。そんなものは専門家にお任せしよう。

目に見えてわかるのは211年に即位した「カラカラ帝」の政治だ。属州民と本国民(市民)に分かれていた帝国を統一した。これの目的はこんな感じ。

 


ローマ市民って高い税払ってて税収良いな!
属州民の納税額の低さと言ったら・・・・・

これは市民の税制がいいに違いない!

全員ローマ市民にしたろ!

税収激増間違いなし!

俺頭いい!

 


と言う考えだった。

このカラカラ帝の通達、「アントニヌス勅令」によりローマは本国も属州もない、ひとつの大きな世界帝国となります。

なんかどっかで聞いたことある。

グローバリズムだこれ。

 

しかし結果は、単にローマの納税額が高いのは金持ちだからで、属州民の納税額が少ないのは貧乏人だからであり、属性だけローマ市民にしたところで税収は何も変わらなかった。

むしろ徴税管理のしやすかった属州民税を失って税収激減した。

把握がしにくく、そういう文化もない相続税奴隷解放税を属州に強要したので、徴税がうまくできなかったからね。そもそも奴隷って戦争に負けた属州民だから解放って何?だし、貧乏だから相続する財産もないんだけどね!

 

だめやん。

 

税収減ると国が困るのは誰でもわかりますね。

 

しかも、さらに同じくらいローマが困ったのは、全員が市民になったので、必死に兵士をやる属州民が居なくなった事。当時属州民は必死に兵士を何年も続けるとローマ市民になれるという制度があり、そのために文字通り必死に働いたんですね。

自動的にローマ市民なので死ぬ危険を冒して戦う理由なんてなくなりました。

しかし、国境を必死に守らないと蛮族攻めてきますから、兵士は不可欠です。

蛮族怖いですから。

 

無料で文字通り死ぬ気で戦う兵士が居ないとなると、傭兵雇うしかありません。この傭兵の費用が財政を苦しめました。税収減と軍事費の増大。ダブルパンチ。おまけにこの傭兵が蛮族として攻めてきてるゲルマン人だったりするから、もうね、国境ボロボロ。

ゲルマン人勝手に家族呼んだりしちゃって、ローマの中にゲルマン人の村作っちゃってんの。ゲルマン人に財産とか仕事(農地)奪われて、ローマ人激おこ。激おこだけど傭兵雇わないともっと攻められるからやめるにやめられない。このゲルマン人傭兵は後の西ローマ帝国の滅亡とされる、傭兵隊長の無血入場となるまで続きます。

メキシコ人雇いまくって、ヒスパニックが自然に村作ったら治安悪い悪い文句言ってる国が浮かびますなぁ。

 

ちなみにこのカラカラ帝の前は、アフリカ出身のセプティミウス=セウェルス帝である。アフリカ系の史上初の大統領の次の大統領の話考えてる時にこういう繋がり楽しい。

 

こうして、国境沿いがボロッボロになっていく中で中央でも変化が生じます。

増え続ける元々の軍事費を補うためのアントニヌス勅令でしたが、軍事費は重いまま、全員ローマ市民と言う大失敗で減ってしまった税収と、ゲルマン人とかの傭兵費用を更に負担しなければならなくなりました。

この3つの資金を補うため、都市には極めて重い税が掛かるようになりました。

 

その結果大金持ちの貴族や大商人は税を嫌い、田舎に移住を始めました。


タックスヘイブンです。

 

都市で持っていた財産を、田舎の広大な土地の権利に変え、資産を守りました。
しかし土地を持っているだけでは利益を生みません。貯金を取り崩し生活しているような状態ですから、精神衛生上良くありません。貴族の生活ってお金かかりますし。

そこで貴族や大商人は事業を考えます。

田舎の広大な土地でできる事業と言えば、「農業」です。
ローマを支えた農業と言えば、奴隷を使い捨てで使う「ラティフンディア」でしたが、これは奴隷(敵軍の捕虜)が掃いて捨てるほど手に入るのが前提。

戦争に勝って領土を奪い取るどころか、ゲルマン人に任せてボロッボロの国境を持つ末期のローマで、安い奴隷なんて手に入りません。代わりに税金で苦しんで都市から逃げ出したい市民はたくさんいました。

そこで出来たのが「コロナートゥス制」です。奴隷じゃなくて、コロヌス(小作人)が働く制度。

単に市民が奴隷に身分落ちしたってだけなら、社会構造の変革(古代の終焉と中世の始まり)までの事態は生まず、多分ローマが無くなっただけで終わったと思うのですが、腐ってもローマ。こういう時でも法制度がしっかり整ってたことで、それを回避しようと時代を変える変化球を生み出します。市民権を持った人を無理に働かせられなかったんですね。

 

ラティフンディア
貴族が人を雇って働かせる(奴隷を買う)。できた作物を売って儲ける。

コロナートゥス制
貴族が市民に土地を貸す。で、土地代で儲ける。

 

こういう変化が生まれます。

当初は自主的に借り、自主的に農地を耕していたコロヌスたちですが、コンスタンティヌス帝の時から移動を禁止されます。一生その土地から動けないので、職業も一生コロヌスです。身分制度が強化され、自由な市民と言う身分は消えました。

制度的にも禁じられているし、中央の更なる弱体化で貨幣制度が崩壊し、物々交換経済にまで文明が後退しましたから、社会的にも移動しようにも移動できない状況であったのも大きいです。

 

領主と農民。

封建制度と中世の始まりです。

 

ローマの終わりはこんな感じ。

僕知りたいのは歴史のお勉強じゃなくて、トランプ後のアメリカ。

軍事費とか福祉費用で国の財政いっぱいいっぱい、アフリカ系の皇帝が生まれ次の皇帝になった、金持ちがタックスヘイブンを行い始め、グローバリズムの果てに安い労働力を失ってしまった、トランプはその安い労働を国民に戻そうとしている。ラティフンディアは今の多国籍企業そっくり。ここまでは同じ。

 

同じ運命を辿るかどうかは判らない。もし仮にまったく同じだとすれば、「雇う」のではなく「自営業者」に「権利を貸す」社会に移行することだ。

 

農地だと分かり易いが、工業とかサービス業だとどんな感じだろう?

 

ふと浮かんだのはAirbnbUBERのような形態じゃないだろうか。もちろんAirbnbUBERがそのまま貴族階級になるという意味ではないが、概念として。

カネを稼ぐ手段が1つのシステムから送られてくる。実務は個人事業主。そんな社会。たぶん。

一部の貴族が土地を占有したように、一部の企業が市場を占有し、社員ではない人々へシステムを貸し儲ける。そのシステムは、昔でいうと畑の賃借料。今で言うと月額のシステム利用料ってとこか。それと収穫税。今で言うと売り上げの10%の手数料とか。この二つを得ることで儲けを重ねるんだろう。

 

トランプがやろうとしてること、アメリカ人が望んでること、つまりアンチグローバリズムは、すべての産業を国内に戻すことを目指すムーブメントだ。要はすべてのコストが上昇することを指す。

コストが上がれば値段が上がる。

そうすると、自営業者が付け入る隙ができる。

付け入る隙間にUBERのような自営業者を強力にバックアップするシステムができる。

こうなると既存の企業は耐えられない。一気に産業の世代交代だ。

 

おそらく今後の20~30年はすべての産業に上のムーブメントが起きるだろう。

 

具体的な手段はしらない。知ってたら大金持ちだ。

今判ってるのは歴史を辿ればそうなるってことと、アンチグローバリズムをするとそうなる事だけ。

もちろん仕事をどんどんオフショアして、コスト削減に努めて、企業組織をどんどん大きくしていけばそうならないと思うが、それは否定されたグローバリズムだ。それにノーと言ったからトランプが当選したのであり、ブレグジットが起きた。

 

非常にゆっくりとしたムーブメントだと思うが、大きな大きな動きになりそう。

 

さて、何の投資しようかな。

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